[コンセンサスビルディング] プロマネ系メルマガ書きました!

 

みなさま、こんにちは。奥秋です。
私が執筆しました「日本コンセンサスビルディング協会」メルマガが先週木曜 2/19に発行されました。

今回は、プロジェクトマネージャー視点で
「なんでみんな本音を話してくれないんだろう・・」という悩みにフォーカスしてみました。

先日開催した「コンセンサスビルディング講座」でも、
「心を開きやすい空気の作り方を知りたい」といった声がありました。

今の状況は「よい空気ではない」と感じる方が多い、ということの表れなのかもしれません。

コンセンサスビルディングは9つの原則から成り立っています。
その中でも、最初の関門であり、乗り越えることができると人間関係のストレスがかなり減るというのが
今回のテーマでもある「ダイアログで共有する」です。

よろしければ、是非ご一読ください!

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【 対立から合意へ】~みんな納得!コンセンサスビルディング~
配信元:一般社団法人 日本コンセンサスビルディング協会

Vol.18「なんだ、直接話せばよかったのか」
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主催:一般社団法人日本コンセンサスビルディング協会
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本メルマガは小倉広が代表理事を務める一般社団法人 日本コンセンサス
ビルディング協会が配信するメルマガです。週1回の配信を予定しています。
登録はこちら http://www.consensus-b.net/
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Vol.18「なんだ、直接話せばよかったのか」

【原則4 ダイアログで共有する】
「結論を出さない」「互いの思いや背景を共有する」ことを
目的としたダイアログ(対話)に時間をかける

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「今後、この勉強会をやめるか、続けるか。みんなで考えてみよう」
勉強会のリーダーをつとめる鈴木さん(仮名)は、Facebookグループで
メンバーに投げかけました。

この勉強会は、所属組織が異なるメンバーで構成されています。
コミュニケーションの手段は、月に2回 直接顔を合わせることができる勉強会か、
インターネット上での「秘密のFacebookグループ」での会話に限定されています。

(筆者注:「秘密のFacebookグループ」とは、限定メンバーだけが
コミュニケーションを取ることができるインターネット上のコミュニケーション
ツールです)

つまり、月に2回の勉強会を除くと、直接顔を合わせる機会がありません。

これまで勉強会を企画して、盛り上げて、とりまとめてきた鈴木リーダーは
メンバーの主体性の低さに対して「なんで俺ばっかり・・・」と不満を
感じ始めていました。

「・・・どうしてみんなコメントしないの?」
Facebookグループに書き込まれる、寂しさとも苛立ちとも取れる
鈴木リーダーのコメント。

数日経過しても反応が薄く、すっかりモチベーションを下げてしまった
鈴木リーダーは「次の勉強会で方針を決めましょう」と伝えるしか
ありませんでした。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

そして、いよいよメンバーが顔を合わせられる勉強会の日。
今日が最後の勉強会になるかもしれません。

鈴木リーダーは、勉強会プログラムのうち 30分間を
「今後の勉強会開催方針決定」に費やすことにしました。

「・・・誰か、司会進行してもらえる?」
相変わらずモチベーションが上がらない鈴木リーダーは、手を挙げてくれた
奥田さん(仮名)に丸投げしました。

「それでは、一人ずつ勉強会に対して感じていることと、
今後どうしたいのかを話していきましょう。
誰かが話している間の割り込みと否定は禁止ね!」

奥田さんはこう言って、全員に自由な発言を促しました。

川本さん(仮名)が口火を切りました。
「わたしはこのメンバーとずっとつながっていたいです。
仲良くなれているし、本音で語り合える仲間ができたとうれしく思っています」

奥田さんはそっと立ち上がり、その言葉をホワイトボードに記録しはじめました。

続いて、大山さん(仮名)も、
「このメンバーだから話せることがたくさんあります。
これまでリーダーに甘えすぎていたのかも。もっと積極的に関わりたい」

岡田さん(仮名)も話し始めました。
「僕もこの仲間と学び続けたいです。でも、正直頻度はちょっと多いかなって」

そして、リーダーを除く全員が発言しおえた時、ホワイトボードには
「メンバーに対する愛情」
「このメンバーで学びたい」
「継続的に学びたい」
「もっと積極的に関わりたい」
「頻度は下げたい。月1回程度」
等といったメンバーの本音が明らかになっていました。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

コンセンサスビルディング手法を用いた会議では、
「そこにいる全員がそれぞれの立場で自分の意見や想いを出す」ことを重視しています。
これを「ダイアログ」といいます。

自分の意見を出して、その意見が受け止められている。
それこそが、そこにいる全員にとって「会議への参加感」を醸成する第一歩なのです。

(なんだ、もっと早く直接話せばよかったのか・・・)

鈴木リーダーは、自分だけですべて進めるのではなく
みんなと向き合い、意見を吸い上げることの重要性に気づいたようです。

「みんな、ありがとう。」

さあ、次は鈴木リーダーが自分の想いを伝える時間です。

筆者:一般社団法人 日本コンセンサスビルディング協会
コンセンサスビルディング認定講師 奥秋 和歌子(おくあきわかこ)
⇒http://www.consensus-b.net/qualified-list/

編集後記

認定講師の奥秋 和歌子(おくあきわかこ)です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

プロジェクトマネージャー視点で見た「合意形成がうまくいかない理由」の一つに
「メンバーが本音を話してくれない」といったことが挙げられます。
本音を話してくれないから、自分はみんなをまとめられないんだよな、なんて。

しかし、逆に考えてみるとどうでしょう。
自分から「メンバーの本音を引き出す」働きかけをできているのでしょうか・・?

迷いながらでも、少しずつ新しいやり方を取り入れていくことで、
はじめて新しい道が開けるのでは。そう考えています。

人間はみんな不完全です。
だから面白いんですよね。

いよいよ来週から、日本コンセンサスビルディング協会が主催する
初のビッグイベントが日本各地で開催されます。

私 奥秋が主催する6時間の2級講座も開講します。
是非ご参加いただければ幸いです。

●コンセンサスビルディング2級講座:

料金 27,000円(税込) 最低遂行人数 2名~

2015年3月8日(日)9:30~16:30

●場所:
青山一丁目 オープンオフィス会議室
(地下鉄青山一丁目駅より徒歩3分、東京都港区)

●お申込みはこちらから:

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