「ひとり合宿」のすすめ

こんにちは!プレゼン資料コンサルタントの奥秋です。

私は(ほぼ)毎年6月頭に「ひとり合宿」をしています。一人でおこもりしながらひたすら自分の思考をアウトプットして、その先のビジョンや方向性を言語化しています。
今回は、この「ひとり合宿」をお勧めする理由を書いてみます。

※本日、まさに「ひとり合宿」開催中、今日の成果は別記事にてご覧いただけます!

ひとり合宿って何?

そのまんまですが、「ひとりで合宿する」ことです。

ひとり合宿って何をするの?

よく企業では、事業の大きな方向性を決めたり、中長期計画を明確にするために、MVV(Mission Vision Value)を定義したり、事業計画立案や具体的な戦術を考えたりといったことを行います。

ひとり合宿では、そういった近未来の大きな方針を決めたり、具体的に何をしていくとよいか?自分の心に問いかけて、心の内側を言語化するのに適しています。

 

ひとり合宿が向いている人は?

わたしのようなフリーランスや、ひとりで会社を経営されている方
あるいは、働き方改革が進むにつれて、複業で働く方や、今後のご自身のキャリアをどうしよう?といったことを考えている方に向いています。

 

どんな場所が最適?泊まり込みじゃないとダメ?

「日常と違う場所で行うこと」がポイント。自宅や普段仕事をしている場所とは別のところで実施することをお勧めします。

「合宿」と言っていますが、宿泊することは必須ではありません。
旅行のように宿を確保してもよいですし、宿泊が難しい場合は「日帰り合宿」としてコワーキングスペースや会議室などで行うことも可能です。

とにかくいつもと違う場所で、外部とのコミュニケーションを遮断して行うことが大切なのです。

 

ひとり合宿のすごい成果

この「ひとり合宿」、上手に活用するとものすごい成果が表れます。
どんなメリット・デメリットがあるのか、洗い出してみます。

ひとり合宿のメリット

  • とにかく集中できる

普段はなかなか業務や日常のことに追われて、自分のことを考える時間を取ることはできません。ですが、強制的 かつ 物理的に仕事から自分を切り離すことでとにかく集中することができます。わたしは自宅を主な作業場にしているのですが、晴れてるとつい洗濯したくなるけれど、ここには洗濯する物がありません。これはすごいこと。

  • 考えを形にしやすい

上記のとおり集中できるということは、当然ながらアウトプットにつながりやすくなります。ひとり合宿を始める前に「これを今回の終了時点のゴールにする!」と明確に決めておくことで、終了時刻から逆算してスケジュールを組み、そのスケジュール通りに物事を進めやすくなります。

わたしの場合は、「ビジョン」「ミッション」「行動規範」「近々のサービスメニュー」「取引をしていきたいクライアントイメージ」などを言語化することが多いです。普段ぼんやりと考えているけれどなぁなぁになっていることをがっつり言語化するのに非常に適しています。

  • その先の方向性や意思決定が容易になる

上記のとおり考えを形にできるということは、その先何か仕事の打診を受けたり、自分がどこかに働きかけをしようとするときの意思決定の判断材料ができることを意味します。
例えばサービスメニューに関することなら「それは○○という理由で受けない」とか、受注金額に関することなら「〇円までなら妥協できる」とか、基準を決めておくことで、そのあとの意思決定が非常にスムーズにできるようになります。

ひとり合宿のデメリット

  • 事前の調整が大変

1日でも2日でも3日でも、その日はできるだけ仕事や外部とのアポイントを入れないことが鉄則。
ということは、事前にひとり合宿の予定を決めて、そこのスケジュールはがっつり合宿ブロックしてしまうことが重要です

  • 事後の業務が大変

合宿の日数が長ければ長いほど、ここが大変になってきます。押し出された業務で後でばたばたしないように、できるだけ計画的に事前にできることは行っておきましょう。
繁忙期が明確にある方は、忙しくない時期にセットするのが良いですね

  • 家族の説得が大変

宿泊を伴う場合は、その間 自宅を開けることになりますし、当然費用もかかります。
家族に対してひとり合宿の重要性をプレゼンして理解してもらうことが必要です。

加えて、わたしのように家族に食事を出す立場の方だと「ぼくのごはんどうなるの」といった家族の嘆きに対しても対処する必要があります。。

 

ひとり合宿実施の阻害要因

とてもすばらしい「ひとり合宿」ですが、やってみるとなかなかうまくいかない・・・そんな阻害要因となるものをいくつかリストアップしてみましょう。

自分の弱さに起因するもの

  • 遊びたくなってしまう

観光地を選ぶと、つい外に出かけたくなってしまいます。例えばディズニーの近くやハウステンボスの中のホテルとか。あとはホテル敷地内にあるアトラクション系。
今回の宿にはプールがあって泳ぎたくなるのですが、ぐっと我慢。本当なら時間の余裕があれば、2時間くらい泳ぐ時間を取れたらよかった。

  • さぼってしまう

ついついSNSやスマホゲームをやってしまう。。。息抜き程度にしないと、何しに来たのかわからなくなってしまいます。

  • 成果が出ない

そもそもの成果を設定しない場合こうなりがち。合宿を通じて、何を明確にしたいのか。ゴールを必ず設定しましょう。

宿に起因するもの

  • 大きな机がないとアウトプットできない

狭いビジネス仕様の18平米みたいな部屋だと、うすーい机しかなかったり、テレビがでかすぎてノートPCすら置けない、という場合もあります。
少なくともノートPCが置ける、私のように付箋や白紙でアウトプットする人はPCに加えてA1サイズ程度(A4の4倍くらい)のスペースは必要でしょう。

これはネットの宿情報ではなかなかわかりにくいところがあります。机が大きくて、できれば丸テーブルではないということでいうと、和室はなかなか良かったです。巨大なテーブルに紙を広げまくることができます

ちなみに、以前わたしが行った「ひとり合宿」で部屋のテーブルが小さくて絶望しかけたことがあったのですが、フロントで相談したところ、カラオケルームを日中時間無制限で低料金で使わせてもらうことができました。時々歌っちゃったりしたし、フリードリンクがなぜかついてきたので酒を飲みながらになってしまったのはご愛敬

  • ごはんがおいしくないと満足度が撃沈

お篭り生活には、ごはんのおいしさは大変重要です。宿を選ぶ際には、ある程度ネットでお食事情報を仕入れることができます。おいしいごはんがいただける宿を選びましょう

  • 壁が薄い宿だと、隣の部屋の声がずっと聞こえる

今まさにそうなのですが、、、お隣の部屋の方たちがお昼過ぎから現在(17:00)までずーっと何かしゃべっています。よくそんなにしゃべることあるなぁ。。。
何なら、深夜はいびきも聞こえてきます。気にならない人はいいけれど、気になる人は壁の厚さをチェックしましょう(どうやって)

 

まずはやってみよう!

このページを見ている方は、ご自身のビジョンや方向性を定めたいと思っているはず。。。
ぜひ一度、やってみてください!

よろしければ成果などお聞かせくださいね。

 

 

 

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プレゼンステーション 奥秋和歌子

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