「ほめ言葉のシャワー」菊池省三先生のセミナーに参加して、「ほめ」より「厳しさ」が刺さった話
こんばんは、奥秋です。
9月中旬の3連休、みなさん楽しく過ごされましたでしょうか。
私も充実の時間を過ごすことができました(*^_^*)
中でも、No.1トピックスは・・・
やはり、土曜の「菊池省三先生」のお話を聴けたことです。
菊池先生をご存知ないかたのために・・・
菊池先生は、北九州の小学校の先生です。
NHKのプロフェッショナルでも取り上げられたことがあります。
学級崩壊という言葉がマスコミで取り上げられる前から子どもたちの変化に気づき、子ども達と向き合ってきた実践家。「質問もできない」「人前に出ると話せない」「ひとまとまりの話を聞くことができない」「繰り返し練習することを嫌がる」といった状態の子どもにコミュニケーション力をつけ「話すこと」「聞くこと」の指導を徹底してきた。 - wikipedia より
私が菊池先生の存在を知ったのは、ちょうど2年くらい前。
「ほめ言葉のシャワー」を通じて、子どもたちを見つめて、コミュニケーション力を向上させながら、子どもたちに自信をつけていき、人に関心を持てる・考えつくすことができる人間に育てる教育をされています。
「ほめ言葉のシャワー」とは:
日替わりで順番に子どもたち全員を教室の前に立たせ、自分の当番の日はクラスメイト全員から一人ひとりその日に見つけた良いところを発表してもらうというもの。年間に3-4巡繰り返す。 - wikipediaより
菊池先生のセミナーは、実際に教室で撮影した授業風景などの動画を見て、時々停止しながら解説する、というスタイルで進みます。
直接お話を伺い、頭をハンマーで殴られたような、パズルのピースがカチッと音を立ててはまったような感覚を受けました。
それは・・・菊池先生が担任をしていないクラスに殴り込み(笑)に行ったときのこと。
ダラダラとやる気を見せない子どもたち。菊池先生の一喝から始まります。(記憶に頼っているので、以下、セリフ等は厳密なものではありません)
「教室が汚い!」
子どもたちは渋々ながら掃除を始めます。動かない子も。
先生は厳しく子どもたちに指導をします。
そして、
「今の自分たちのクラスはとても良い状態だと思う。○か×、どちらか考えてみてください。」
子どもたちに今の自分たちの状態を考えさせる。判断させる。各人が自分の頭で考えて、それぞれ×と答えを出す。
「ダメだと思っているんだったら変えよう」
菊池先生は、いつもはとても優しく温かく子どもたちを見つめています。
しかし、厳しいときは厳しい。
私はこの厳しさにノックアウトされました(笑)
厳しさ、それは組織のリーダーシップでも必要な要素だと思いました。
そして、私自身が組織のリーダーとして実行できなかったことです。(深く反省・・・)
部下に喜んで動いてもらうためには、
ほめなければ。
見てるよ、って伝えなければ。
要望はちゃんと受け容れなければ。。。。
そう思っていました。でも、それだけではダメなんですね。
深い愛情から発生する厳しさ。これがあるからこそ、子どもも部下も伸びる。
考えて考えて考え抜く。このプロセスを経てこそ、子どもも部下も正しい判断ができるようになる。
自分に置き換えてみると、
できない自分も受け容れる。ねぎらう。認める。
でも、昨日よりも少しは前進する自分でありたい。
これは自分への厳しさも忘れずにいることで初めて成立する。
そんな風に感じました。
菊池先生や「ほめ言葉のシャワー」のことを詳しく知りたい方は、菊池先生の書籍を読んでみてください!
あるいは、菊池先生のエッセンスを教員のみなさまが学ぶ場、「菊池道場」として各地で活動されているそうですのでよろしければそちらへ。
小学校発!一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー
こちらの本は、小学生が作った34の「○○力」からなるコミュニケーション事典。私も買いました!
また菊池先生のお話を聴けるチャンスをいただければ・・と思います。
どうもありがとうございました。